「楽器演奏」というと
「敷居が高い」
「自分には出来ない」
などと考える人もいるかもしれません。
ましてや三線って特殊な楽器の印象を受けますよね。
でも三線を実際にやってみると、コンパクトで、電気接続も不要、一人で弾いて唄うことも出来る、
とっても扱いやすい楽器なんです。
特に最近ではAmazonなどを利用すれば、簡単に安価で購入も可能です。
この記事は三線を始めたい、始めたいけど自分には出来ないかも・・
と思っている皆さんに
三線の基礎知識、三線の始め方、三線の楽しみ方を知ってもらうことが出来ます。
是非内容を参考にして頂き、もっと三線のことを知ってもらえればと思います。
新しい趣味が増えると、そこから友達も増えて人生も豊かになっていきますよ^^
ちなみに、私は三線を始めて約5年です。
まだまだ未熟物ですが、自分の三線でみんなが楽しんでくれている時が最高です。
そもそも三線って・・何?
三線のルーツについて
三線は、もともとは中国の三弦(サンシェン)がルーツになっています。
その昔、沖縄は日本本土や中国と海を経た交易が盛んで、その結果三弦が沖縄に伝わって三線になったといいます。
もともとは祭祀の際の巫女的な存在の物と、神との対話の唄(神唄)に使われたと言われています。
その後民間にも伝わるにつれ、時代を経て、民謡や歌謡、ポップスも使われています。
ちなみに私は5年ほど中国に住んでいた時にルーツである三弦を弾いてみたことがあります。
見た目は三線と全くと同じでしたが、結構大きく、重くて、難しかったことを覚えています。
ちなみに・・・戦国時代に当時日本の国際貿易の中心だった堺(大阪)に三線が伝わりました。本州ではニシキヘビの革は手に入りづらいので、品質が適当で手に入りやすい猫や犬の皮を使うようになりました。これが三味線の始まりです。
私が考える三線の魅力
まずは、やっぱり音色ですね。
基本的に単音で弾く楽器で、一本弾くときも他の二本に共鳴して響きを作ります。
これが非常に心地よく、癒しを感じる人も多いんです。
そして、楽器が良い意味で適当(私見です 笑)。
唄いながら弾くことが基本ですから、自分の歌に合わせて自由に弾けばOK。
音程も自分が歌いやすく’’ちんだみ’’(チューニングの事)すれば良いので、これも自由。
ちょっと位音程が外れても気にしない!とにかく楽しく!が私の考える三線の醍醐味です。
三線の基本構造について
下記写真になります。
比較しやすいようにギターでの呼び名と対照を表しています。
(Rittor Music,Inc さん資料を引用)
三本の弦からなる楽器。
ボディは蛇皮が主流と言われていますが、合成樹脂のものも多く出回っています。
私は海外に住んでいた時期もあり、蛇皮だと税関で没収される可能性があったので合成樹脂製を使っています。
蛇皮に比べると若干音の響きで劣る印象はありますが、演奏に全く支障はないと私は思います。
初心者におススメの買い方、予算は?
初心者におススメのものって?
結論、何でも良いです(笑)。
と、これでは皆さんが参考にならないので。。
ネットで販売されているものですと、安いものは2万円ほどからあります。
下記のようにセット販売されていることも多く、セットの方が初心者にはお勧めですよ。
この価格帯は合成樹脂が主流ですが、どうしても蛇皮が欲しいという方は5,6万円以上かかることを想定してください。
ある程度本気で取り組むと決めている方は、蛇皮を選んだ方が良いかもしれません。
ちなみに私は2万円で20点セットから始めました。
これでも初心者には十分かと思います。
一方、中古品はお勧めしません。
その理由は過去使った人の保存状態などが分からず、ネックが曲がっていたりする可能性があるからです。
2-3万円くらいの合成樹脂品でも良いので、新品を購入しましょう。
三線はどうやって練習するの?
三線の楽譜 工工四って何?
西洋音楽主流の現在、あらゆる楽器で五線譜が使われています。
でも三線の場合はちょっと違います。
基本的には独自の楽譜工工四(くんくんしー)と呼ばれる縦書きの楽譜で、基本的にすべて漢字で表記されています。
(最近では五線譜を使われることもあり、私も五線譜で練習をしている時も多いです)
これ、初心者はとても難しそうに見えてしまうんですよね~。私もその一人でした。
でも、指で押さえる場所が漢字で示されているだけなので、覚えてしまえば簡単です。
これであきらめないでください👍
工工四は五線譜のように細かいリズムやテンポ、ニュアンスなどまでは表していないので
三線の演奏を習得するためにはしっかりと耳で聞いてリズムを体で覚えていくことが重要です。
逆に考えると、五線譜で縛られていないから、三線はアレンジ自由なんですね👍
個人的には初心者は五線譜が入っている楽譜を購入するのも
分かりやすくて良いと思います。
こちらが工工四楽譜。民謡などはほとんどが工工四です。
最近は五線譜の楽譜も出回っています。音符は漢字表記。
教室に通うべき?独学でも弾けるようになるの?
お金に余裕のある人、しっかりと誰かに教えてもらいたい人は、教室に通うのがOKと思います。
基礎から教えてくれるので、正しい弾き方で学ぶことが出来ます。
最近ではオンラインでの講座も多くあり、こちらもうまく活用するのも良いかと思います。
私の場合ですが
Youtubeでこの人良いなと思った人の動画を見まくって、そこから音や弾き方などを覚えていきました。
自分がやりたいときに好きなだけできますし、しかも無料で学べます。
安里屋ユンタから始めましたが、約1か月くらいでしたね。
ともかく自分に合ったやり方をするのが上達の一番の近道。
まずは簡単な曲で良いので、自分で弾ける!と実感することから始めてみて下さい。
そして、演奏に慣れて来たら、唄いながら弾くことを意識してみて下さい。
三線は唄いながら弾くことが一番楽しい!と個人的には思っています👍
練習におススメの曲
下記に私がお勧めする練習曲をご紹介します。
メジャーな曲が多いですが
やっぱり自分が弾いたときに聞く人が知っている曲だと
良い反応をしてくれます。
これが自分のモチベーションにもつながるんですよね~👍
・The BOOM 島唄
・BIGIN 島人の宝、涙そうそう(女性なら夏川りみのキーで)
・沖縄民謡 安里屋ユンタ、花、川
楽譜は楽天、amazonで売っていますので、なるべく上記曲が入った楽譜購入をお勧めします。
まとめ
いかがでしょうか。
三線は気取らずに人前でも演奏できる楽器だと思います。
楽器に限らずですが、良い趣味は人生を豊かにしてくれるものです。
私も三線を通じて沖縄県人とのコミュニティの繋がりが出来ました。
(私の沖縄の友人はなぜか誰も三線を弾けない・・)
人生何事も行動が大事です。
是非参考にして頂き、皆さんの行動に繋がればと願っています。
余談ですが、
最近個人的にYoutube投稿を始めました。
まだまだ視聴回数はショボいですが
定期的に掲載して
皆さんに楽しさを伝えられればと思います。
リンク貼っておきますので、気に入って頂けたら高評価をお願いします。
すごく励みになるので、宜しくお願いします。