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【重要】仕事が楽になる、人に頼むのがうまくなるコツ と絶対にダメな頼み方【体験談で解説します】

LIFE STYLE

皆さん、お疲れ様です。

 

いきなりですが結論です。

①頼みごとをしたら嫌がられるかも!?という誤解

②コントロールされていると思わせてはいけない

③助けを得るための必要な4つの手順

④人を動かす意識したい3つの力。

 

私が思うにこの4つがポイントです。自身の体験談も含めて解説しますので、記事を見て、人への頼み方技術の高め方を考えてみて下さい。

 

頼みごとをしたら嫌がられるかも!?という間違い

 

 皆さんは過去に人に助けを求めたことがあり、その時に恥ずかしさや、ばつが悪いななど感じたことがあるでしょうか?基本的に人は助けを求めたがらないのです。

 コーネル大学の研究結果からは、相手が頼みを受け入れてくれる確率を実際よりも大幅に低く見積もるそうです。相手は自分のために真剣に手助けしてくれるわけなどない、と。
でも、自分が誰かから頼みごとをされたときの立場で考えてみて下さい。真剣に相手を助けようとしませんか?

 人は親切でありたいと考えています。全ての人がそうだとは限りませんが、私たちが想像しているよりもはるかに多くの人たちが、他人に親切にしたいと思っているのです。かのスティーブ・ジョブズも次のように語っています。


「僕は日常的に助けを求めれば人はそれに応えてくれる、ということを実感している。この真実に気づいている人は少ない。なぜならめったに助けを求めようとしないから。相手から同じように頼みごとをされれば僕も力を貸す。相手に恩義を返したいと思うから。それが何かを成し遂げる人と、夢を見るだけで終わる人との差になることにもなるのではないかと思う」

 また心理学的には、頼みごとに「ノー」と答えるのは大きな心理的苦痛を伴うため、一度目断られた相手から二度目の依頼をされたときには「イエス」と応える確率が上がります。自分に置き換えると確かに納得できるかと思います。

 

コントロールされている、と思わせてはいけない

 

 皆さんが人から助けを求められたとき、親身になって助けようとするのはどんな場合でしょうか?逆にしぶしぶ手を貸したり、全く助けようとしなかったりするのはどんな場合でしょうか?

ポイントは「助けなければいけない」or「助けたい」です。
人は自律性を奪われたと感じると、頼まれごとはやらされ事に変わります。相手の内発的動機づけ(モチベーション)を奪わずに動機づけすることが大事になります。

ここが難しいところです。
私の場合は「返報性」を良く使います。つまり、まず自分からどんどん相手を助けるのです。過去に自分が助けられていたらもちろん、普段から誰かを助けているような相手に対しては「お互い様」「持ちつ持たれつ」という感情が芽生えます。もしあなたがリーダーの場合は、特にこの関係をチーム内に築き、全員が気持ちよく助け合える雰囲気を作ることが大切です。

助けを得るための必要な4つの手順

 

相手に気づかせる

 

 誰かが助けを必要としているかを認識するのは、とても難しいです。無意識では気づいていても、心のどこかでそれに注意を向けるべきかどうかを判断しています。そしてほとんどの場合、助けようとせず、自分がするべきことを続けます。でも、これって決して利己的で不親切なわけではないのです。

 つまり、あなた自身が助けや支援を必要としている時、自分が思っているよりもはるかに周りにはそれが伝わっていないことを自覚しなければいけません。

 こんなこと言われたことありませんか?
「え?そんなに困っていたの?なんで早く言ってくれなかったの?」・・・

周りが分かってくれるだろうという気持ちは捨て、まず、相手に気づかせることが最初のステップです。

 

助けを求めていると相手に確信させる

 

 次のステップはとてもシンプルです。相手に直接助けを求めるのです。

 人は他人の心は読めません。人が助けを求めていることが他人に気づかれにくい理由は主に3つ。一つは、自分が目の前の状況を誤解しているかもしれない、大恥をかきたくないという心理。もう一つは求められてもいないのに助けようとすると、相手は気分を害するという知識。最後は、助けを求めている人は、それを相手に伝えようとするはずだ。という一般的な考え方。

 助ける側は、相手が助けを求めているという確信が無ければ、上記3つの障壁から行動に移せない、不安に包まれているのです。

 これを解決するために、助けてもらいたいときは、はっきりと相手に伝えなければいけません。これによって相手はそのことに気づき、助ければ喜んでもらえるという確信を抱けるようになります。

助ける側に「自分が助けるべきだ」という感覚を生じさせること

 

 こんな経験ありませんか?人込みで誰かが助けが必要な時、傍観者が多いと「自分以外の誰かがきっと助けるだろう」と思って見過ごそうとすること。

 だから、誰かのサポートが必要なときは、相手にあなたを助けることへの明確な責任感を持たせるようにしなければいけません。例えばメールで頼む場合、大勢に向けて一斉に依頼するのはNG。その人に向けて、「あなたに助けてもらいたい」という思いをしたためた丁寧なメールを書きましょう。

助ける人が、必要な助けを提供できる状態でなければいけない

 

 現代の私たちはとても忙しい時間を過ごしています。相手の助けを借りることは、相手の大切な時間を使うことになります。だから、他人とは常に忙しくしているものだという前提に立って頼む必要があります。ここで大事な事は以下3つです。

 ・自分が何を求めているか、どの程度の助け(どのくらいの時間)が必要なのかを、はっきりと詳しく説明すること
 ・妥当な量の助けを求めること
 ・相手が与えてくれた助けがわずかであっても、感謝して、受け入れること

人を動かす、意識したい3つの力

 

そして、この3つの力を活用できると更に相手の内発的動機づけを強くでき、頼んだ相手が喜んで助けてくれるようになります。

 

・「仲間意識」の活用
 人はもともと集団で生きてきました。その中で同じチームに属しているか、同じ目標に向かって協力する集団心理を意識することは重要です。私の場合、「我々」や「一緒に」という言葉を使って相手の仲間意識に訴えることを良く活用しています。
あえて共通の敵を作って、それに向かって団結するということも仲間意識の活用の一つです。

 

・「自尊心」を刺激する
 助けてもらう相手が与えてくれた助けがわずかであっても、十分な感謝を伝えることで相手の自尊心は満たされます。私はいつも、自分のことでなく、助けてもらうことが相手にとってどんな価値をもたらすか?に目を向けています。この時重要なのは。私でなく助ける側アイデンティティなのです。「これはあなたにしかできない!」と伝えることも良いですね。これは今後の良好な人間関係を築くうえでも重要です。

 

・「有効性」を感じさせること
 相手が助けてくれたことで、どれだけ自分に大きな影響があったことを伝えることも重要です。たしかに相手に対して良い影響があったと手ごたえを感じるからこそ、次も助けてあげようと思うのです。これは仕事において非常に大事で、自分の仕事の有効性を感じないと、仕事の大変さに関わらず、うつ病や心の疾患に繋がることがあります。

 

ダメな頼み方

 

上記に書いたことの反対の事ですが、ダメな頼み方は以下の通りです。

 

・相手の気を引くために過度の共感を用いる
 TVコマーシャルなどでありますね。動物愛護を目的に、涙目のワンコがずっと見つめている・・・。重いですね。重いと人は逃げていきます。

 

・やたらと謝る
 申し訳ないんだけど、本当にごめん、などとお願いされてもあまり良い気はしません。一つ謝ったからそれで良いの?と相手はコントロールされている感覚が生じることもあります。また、謝ることは自分からよそよそしい関係を作ることにもなるため、近しい関係で謝ることは逆効果に繋がります。

 

・言い訳をする
 自分は実は頼みたくないんだけど・・と自分の弱さを否定するような言い訳をすることもNGです。頼まれる側の気持ちを全く汲んでいない人に思われます。

 

・頼んだ内容の楽しさを強調する
 頼みを引き受けることによる相手のメリットを強調しすぎると、相手は興ざめして、決して自分のために助けてあげようという自主的な気持ちが無くなってしまいます。

 

・頼みごとが些細なことだとアピールする
 自分としては相手に断られるかもしれないと、頼み事は小さいとアピールしがちですが、これも頼まれる側にとって良い気はしません。もしこちらは大したことないと思っても、相手にとって大変だという大きなリスクもあります。

 相手目線で、頼みごとをするということが大事なんです。

最後に

 

 いかがでしょうか。

 人を頼る技術を活用することで、相手は自分を助けることに大きな喜びを感じ、更に頼んだ自分を好きになってくれます。こんな人ならもっと助けたい!と。

 私は頼みごとを通して、相手に最高の気分を引き出してもらい、さらに自分も相手を助けて最高の人間関係を築くことが出来る人生を歩んでいきたいと考えています。人に頼みごとをして自分の仕事も進み、人からも喜ばれる人生、素敵だと思いませんか^^

 是非この内容を読んでくださった方は、今後どう生かしていくかを考えてみて下さい。助け合いながら、周りの人と生きていくことを始めましょう。私はそうしていきたいと思います。私たちは誰かの力を借りることに躊躇しなくても良いのです^^

もし記事に興味を持ってくれた方は下記の本を読んで頂けると更に理解が深まると思いますよ。
おすすめです。

人に頼む技術コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学【電子書籍】[ ハイディ・グラント ]

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