お疲れ様です。
ジャーパネット~ ジャパネット~ 夢のジャパネットたかた~
私が小さいころ、テレビショッピングって嫌いでした。
なんか押しつけがましくて、変なおばちゃんが会場で無理やり喜んで、完全に嘘だろ!ってね。
でも、ジャパネットだけはなぜか見れたんです。見てて楽しかったんです。
今振り返ると、たかた元社長が面白かったんですよね。面白いことを言うというか、枠にはまっていなくて、嘘くさくなく、感じたことを素直に話している感じで。親にもこの掃除機買おうよ!って話したこともありました。
月日は経ち最近、元社長の高田明さんの本「伝えることから始めよう」を読んで、この内容と私の体験談を交えて仕事の本質に改めて感じたことを伝えようと思います。
結論:
1.過去に固執せず、未来に縛られない、とにかく今を生きることが最も大事な事
2.商品を売ろうとするんじゃなく本気でストーリーを伝えるんだ。伝われば結果的に商品が売れる
このサイトでは仕事をする中でついつい忘れてしまいがちな、仕事の本質、仕事の目的を再認識して頂き、読んだ方のモチベーション向上に繋がるヒントを得てもらえると思います。
皆さんの人生の手助けになればと思いますので、是非参考にしてください。
結論:過去に固執せず、未来に縛られない、とにかく今を生きることが最も大事な事
高田さんはもともとお父さんのカメラ屋家業を継いでいます。
もともと起業に興味はなく、とにかく猛烈に家業を手伝う中で、人が喜ぶポイントや、人のニーズが高まりモノが売れるタイミング、というものを感覚的に学んでいったということでした。
振り返ると、一生懸命やるからこそ考えるし、より良いと思う方法をどんどん試したんだとおっしゃっています。また、今を一生懸命生きることで色々なことが見えてきたともおっしゃっています。
大事な事は、過去に固執せず、未来に縛られない、とにかく今を生きること。
私自身も若い入社当時、未来・過去をあまり考えずとにかくガムシャラに仕事をしていました。忙しいからとにかくどうすればもっと早く、効率的に大きな効果が出せるか考えていました。周りからはしっかり将来のことも考えろよーなんて言われ、今の自分ってダメなのかな、自分が何がしたいのか分からずに悩んだこともありました。
でもそんなことないんです!
今の自分に何もかもが全て活かされています。そう思わない人は気づいていないだけ。
そもそも、知識も経験も視野も広くない若者が、人生○○がやりたい!などと決めることは難しいのではないでしょうか。
だから「今を生きる」ことが私も一番大事と思います。一生懸命仕事をしている若手にはそれで良いと伝えることにしています。一生懸命仕事をする中で、やりたいことが見つかればそれをやれるようにサポートしています。決して10年後の自分を考えろ!などど未来に縛りをいれて「今を生きる」がブレないように。(今の自分に疑問を持っている若者には、その疑問の本質の理由を聞くことにしています)
私は、人の心に火をつけること、仕事を通して人を助けることが自分がやりたい本質!と腹落ちしています。これは仕事の様々なところにあるので、どんな仕事でもやれる自信があります。スキルは数年で何とかなる。
結論:商品を売ろうとするんじゃない。本気でストーリーを伝えるんだ。伝われば結果的に商品が売れる。
生放送中に自分の携帯電話が鳴って、普通に電話に出た高田元社長。あの時はめっちゃ面白かった。本当に生放送なんだなーって。
生放送にこだわったのはなぜなのか?
簡単です。その方が伝わる伝え方が出来るから。
これが深いんですよ。
人に何かを伝える時、最も伝えやすい方法って何でしょう?
やっぱり直接相手の顔を見て伝えることですよね。
ここにこだわったということなのです。
生放送だから目の前にお客さんがいるという、伝える側の緊張感、気持ちの入れ方が最も大事だと考えたのです。だから伝わるのだと。
素人の私からすると、録画にした方が失敗した時も取り直しできるから・・と思ってしまいますね。
そして、誰にその商品を紹介するか?をとことん考えたとのことです。相手の事を理解しようとすると、相手の関心はどこにあるのか?相手が面白いと思ってくれることって何だろう?ってアンテナを張り巡らせる。これがスキルよりも大事な事とおっしゃっています。
私が番組で印象的だったのは、タブレットを紹介している時に高田元社長が「今回は若い方はいいです、是非年配の方、主婦の方に見てほしい!」といって、音声を使って旅行の検索や料理レシピの検索が一発で出来ること、つまり豊かな生活の手助けが出来ることを伝えておりました。
ストーリーをもってマーケティングされていますよね。
でも、売れるマーケティングを目的とはしていませんでした。とにかく人のためになる商品を紹介したいという一生懸命さが結果的にそのような形になったのです。
ちなみにタブレットは高齢者からの注文が殺到したようです。「これなら扱える」と。
私はモノづくりに携わる仕事をしていますが、最近特に同様の事を感じます。商品を売ろうとするのではなく、根本的に人のため世の中のために何が出来るのか?人々は何に困っているのか?だから誰にどのような用途で何を使ってもらいたいのか、ストーリーを描くことが重要です。
分かっていてもつい、売れる商品とは・・って考えちゃいますよね。
市場のデータからのマーケティングすることも時には必要ですが、過去のデータを使っているに過ぎないので、そこを忘れてはいけません。
もう1つ。
商品単体だけでの勝負では性能や価格の差で簡単に顧客が離れてしまいます。
だからストーリーが大事なのです。
しっかりストーリーをもって、それが人生を豊かにできる助けになるイメージを共有すること。
その商品が作られたストーリーも個人的には好きです。ex生産者、作業者の顔が分かるとか
とにかくその人のために何が出来るか?とことん考えることが仕事の本質ですね。これを高田元社長に改めて教えてもらった気がします。
まとめ
いかがでしょうか。
もう高田元社長のジャパネットたかたテレビショッピングを見ることはできませんが、見たことがある方は思い当たる節があったのではないでしょうか?
また、仕事にはスキルも大事ですが、最も重要なことは今を一生懸命であること、とことん人のためを思ってやることが本質だということを改めて気づくことが出来たと思います。
まだまだ伝えきれないことは多いですが、最後に高田元社長の言葉から私が刺さったものをご紹介します。
・伝えなければ無いのと同じ
これまで伝えること伝わることを述べてきましたが、そもそも伝えることをしなければ無いのと同じということです。
私は、日本という国はそういうところがあるな~と感じます。
良い職人は多いが良い商人が少ないと。
私のこれからの人生で日本の良いところをもっと世界に発信していけるような努力をしていきたいと考えています。
・不易流行
変えるところと変えないところがあるということです。
ミッション・パッション・アクションという3つの中で、ミッション(使命・理念)は変えてはいけない。パッション(情熱)は失ってはいけない。アクション(行動)は変えても良い、変えていかなくてはいけない。
目標も同じことが言えます。一度立てた未来に縛られず、途中で変えたって良いんです。そこに向かっている自分がいること、それが毎日の生活を楽しく彩りを与えてくれるんですね。
是非参考にして頂き、皆さんの人生が楽しくなることにに少しでも貢献できればと思います。
下記に今回参考にした高田社長の本のリンクを貼り付けましたので、興味のある方はどうぞ!
では、皆さん、行ってらっしゃい!